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「抜き出し書きなさい」「書き抜きなさい」……文章中の言葉をそのまま書き写す。
「文章中の言葉を使って書きなさい」
……ほとんど文章中から抜き出して、ちょっとだけ直すとよいことが多い。
問題文:気が短く、弱い者には涙もろい。父はそんな性格だ。
問 :「父」はどんな性格か。文章中の言葉を使って書きなさい。
答 :気が短く、弱い者には優しく、涙もろい性格。
問題文:学校を休んだのは、風邪をひいたからだ。
問 :学校を休んだのはなぜか。
答 :風邪をひいたから。
問題文:私は、弟がけがをしたことがとても心配だ。
問 :私が心配しているのはどんなことか。
答 :弟がけがをしたこと。
問題文:湖面に白鳥が浮かんでいる様子が、とても印象に残った。
問 :印象に残ったのはどんな様子か。
答 :湖面に白鳥が浮かんでいる様子。
◎指示語の指す内容の見つけ方
注意 答えは、基本的に抜き書きする。
あてはめてみて、意味が通るように言葉を補う。
問題文:友人がはげましてくれた。私はそれがとてもうれしかった。
問 :「それ」の指す内容を答えなさい。
答 :友人がはげましてくれたこと。(問題文の「それ」にあてはめて、うまく意味が通るように「こと」を補っている。)
指示語のあとに、「こと」「状態」「様子」など別の言葉がついている場合がある。そのときは、そのついている言葉を答えに補う。
問題文:三十八度高熱が出た。その状態が三日間続いた。
問 :「その状態」の指す内容を答えなさい。
答 :三十八度の高熱が出た状態。(「その状態」を聞かれたので、「状態」という語を補っている。)
高校入試などのコミュニケーション問題でよく見かけるものです。授業中の発言や、プレゼンテーションの発表などは、かならず敬体(です・ます調)で行うくせをつけておきましょう。