ダイコンは大きな根?


 「ダイコンは大きな根?」の復習、定期テスト対策のプリントをダウンロード販売します。

 1年生の最初の定期テストを考え、国語のテストの答え方が身につくように解答の解説をつけました。

 興味のある方は、こちらへどうぞ。


Q. 題名の工夫

 「ダイコンは大きな根?」という題名には、いくつか工夫がほどこされています。

 まず、「ダイコン」という表現です。なぜ漢字やひらがななのではなくカタカナなのでしょう。

 例えば「人」と漢字で書くのと、「ヒト」とカタカナで書くのとは、どのような感じの違いがあるでしょう。カタカナで書くと、なんとなく生物学的な分類のような気がしますね。

 これと同じように、「ダイコン」とカタカナで書くことにより、「この話は生物学(植物学)的な話だよ」というイメージを持たせることができます。

 次に、漢字で「大きな根」と表現したものがダイコンです。本当にダイコンは「大きな根」なのでしょうか。そんな疑問を持たせるために、最後に「?」をつけてあります。

 これにより、「ダイコンって大きな根なんでしょ」と思っている読者に、「おや?」と、興味関心を持たせる働きをしています。

 そしてその種明かしは、本文に書いてあるのです。ダイコンは「大きな根」ではなく、根と側根から出来ている、植物の一部分なのだ、という筆者の結論に興味をもってもらうための表現なのですね。

Q. 説明の仕方の工夫

 まず上で述べた、題名の工夫があります。

 これによって読者の興味・関心を持たせようとしています。

 次に、

  • 私たちが普段食べているダイコンの白い部分はどの器官なのでしょうか。

というように、読者に疑問を投げかける問題提起文の使用があります。

 筆者は答えがわかっています。その答えの説明をするために、読者に「~でしょうか。」というように疑問を投げかける文章のテクニックです。

 問題提起文には、それと対応する文が必ずあります。探してみましょう。

 更に、段落の最初の部分の書き出しの工夫です

 書き出しだけ読んだだけで文章の構成がわかるように、表現が工夫してあります。これは読者が文章を読みやすくするための工夫です。

 他にもいくつかあるかもしれません。

 みなさんも考えてみてください。



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