君は「最後の晩餐」を知っているか 1

君は「最後の晩餐」が「評論文」だと知っているか
高校入試で出題される文章は、
大きく説明的文章と文学的文章に分かれています。

そして、学習指導要領で求める「資質・能力」(簡単にいうと学力のことです)は、
説明的文章を非常に重視しています。

中でも高校入試等で扱われるのは評論文や論説文です。

説明的文章にもいろいろあります。

一年生の教科書でいうと、
一年生の「ダイコンは大きな根?」などは
説明的文章の中の「説明文」とよばれるものです。
これは、あるものの使い方、あることの内容をわかりやすく説明しようとした文章です。
電気製品のマニュアルなどが代表的な例です。
これに対し「論説文」というものがあります。
これは、筆者の頭の中にある考えを論理的に書いたものです。

評論文」は、この説明文と論説文の中間の文章です。

何か現実にあるものを批評し、
それに対する自分の考えを説明する
文章です。

「何か現実にあるもの」とは、モノとは限りません。
実際に起こった事件や事故など以外に他人の考えを評論することもあります。

この二年生の「君は『最後の晩餐』を見たか」が
光村図書では唯一の評論文ということになります。

「評論家」という言葉が、
時として責任感がない傍観者で文句ばかり言う人の比喩で使われるのも、
評論するには何か元になるモノがないとできないからのように感じます。
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二年生のみなさんは、
今後いくつかの論説文の学習していく予定です。
しかし現実問題として、
書写指導や文法、修学旅行や部活等に追われて、
気がつけば、きちんと論説文の学習をしないまま
三年生の総合テストや模擬テスト等を受けるハメになるかも知れません。

 

この4時間扱いの教材を、
より効率よく学習していきましょう。